「副業」を始めたいと思ったら、何から考えればいいの?

現在、副業を認めていない会社は、85.3%と言われています。

その主な理由は、

  • 本業がおろそかになる
  • 情報漏えいのリスクがある
  • 社員の健康が損なわれる
  • 労働時間管理等が煩雑になる

などです。

しかしながら、副業は「働き方改革」の一環として、少子高齢化に伴う労働力不足の補完や働き手の収入増やスキルアップによる生産性向上を目的として、推進の方向にあります。

かつては、会社に就職したら本業しかできない、個人としてやりたいことができなくなる、という風潮でしたが、これからは違います。

そもそも、個人には職業選択の自由があります。
「人生100年時代」を健やかに生きるための設計、プランニングを自ら行う時代。
人生二毛作、いや三毛作も可能なのです。

では、何から考えればいいのでしょうか。

1. やりたいこと、理想の在り方を明らかにする
2. 副業の「目的」を決める
3. 本業へ影響(メリット・デメリット)を考える
4. どのくらいの時間が必要になるのか、検討する
5. やり切れるかどうか、検証する

なお、「つかむラボ」においては、副業は未来への投資、自分らしく生きるためのワークスタイルと考えています。詳しくは、 「つかむラボ」が考える“副業”の在り方 をお読みください。

1. やりたいこと、理想の在り方(ワークライフスタイル)を明らかにする

目標は100個!
まずは思いつくままに、書き出してみましょう。
この時に、「副業」を検討する前提である必要はありません。
これからの未来を考えるために行います。

(例)

  • 自分の実力を上がって喜ばれたい(喜ばれている)。
  • 自分で決める範囲(裁量権)を持ちたい(持っている)。
  • 個人の方の役に立ちたい(立っている) ※会社がBtoBの場合
  • いずれ独立したい。
  • 時間や場所に囚われない生き方をしたい。
  • スペシャリストになっている。

語尾を「完了形」にした方が、実現可能性が高まりますが、そんなに気にしなくてよいです。

自分の中から出てくる「言葉」を大切にしましょう。

なかなか出てこない場合は、次のようなカテゴリーで考えてみることをお勧めします。

  <4つの視点>

① 社会
② 他者(家族、友人など)
③ 精神性(喜び、使命など)
④ 自分の物欲(欲しいものなど)

  <8つの視点>

① 環境・時間
② 仕事・キャリア
③ お金・経済
④ 健康
⑤ 家族・パートバー
⑥ 人間関係
⑦ 学び
⑧ 趣味・余暇

2.副業の「目的」を決める

書き出した「やりたいこと」を眺めながら、副業を始める“その先”をイメージします。

副業はスタイルにすぎません。何のためにするのか、「目的」を決めます。

その際、「収入を増やすこと」を挙げる方が多いですが、そこはもう一歩掘り下げて「何のために、収入を増やしたいのか」「収入を増やして、どうしたいのか」も考えてみてください。やりがいが無ければ、副業は続きません。

3. 本業へ影響(メリット・デメリット)を考える

副業を、「複業」や「福業」と表現することがあります。
あくまでも、本業ありき。
企業で勤める場合、まずは本業での成果をあげることを努力すべきです。

「ひどい会社なんです、ブラック企業とはうちの会社のこと、、、」
「ほとんど昇給しないんです、もう給与アップは期待できなせん」
「上司のことを人として尊敬できません」

色んな不満はあるかもしれませんが、考え方を変えて、自分の人生を豊かにするために行動して欲しいです。それでもダメなら、それは「副業」ではなく「転職」か「起業」かもしれません。

「副業」というスタイルは、本業もしっかりやる(責任を果たす)上に、もう一つの活動をするということです。したがって、まず考えるべきことは「本業への影響」なのです。

メリットとしては

経験が積める、スキルアップになる、人脈が作れる、ブランディングにプラスになる、などが挙げられます。収入はその結果!ご褒美と思って取り組むくらいが長続きします。

デメリットとしては

活動に時間が取られる、ネットワーク作りや営業活動にお金がかかる、会計処理などの事務作業が煩雑で面倒くさい、などが挙げられます。最初は「その位、我慢できる」と思うかもしれませんが、本業もこなしての副業の場合は、その負担は何倍にもなりますので、現実的に考えた方がいいです。

副業に何を選んでも、メリットとデメリットがついてきます。
それでもやりたいかどうか、じっくり考えてからスタートさせましょう。

4. どのくらいの時間が使えるのか、検討する

副業と言っても
「雇用あり」アルバイトやパートなどの雇用契約を結んで働く
「雇用なし」業務委託、アウトソーシングでお仕事を行う
の2パターンがあります。

つかむラボ的には、自分の空き時間や休日を使ってできる「雇用なし」をお勧めしています。

とは言え、時間はかかります。特に本業と違って、どこかの部署が担当してくれたり、手伝ってくれたりはしないので、基本は一人で完結することが求められます。

副業をする上で、求められる能力として「時間管理」を挙げています。
これができなくて、やめる方も多いです。

「副業」の内容に応じた所要時間を読み込み、本業とあわせてできるかどうか。最初は余裕をもってスタートした方が良いでしょう。、

5. やり切れるかどうか、検証する

副業としてやりたいことを、具体的に考えます。

「雇用なし」を選んだ場合、その仕事を受注しなければなりませんが、やることによって大きく異なります。

  • セミナー講師で、自分が開催する場合
  • セミナー講師で、研修会社等に登録する場合
  • コーチングやカウンセリングで、クライアントと契約を結ぶ場合
  • デザインやプログラミングなどで、受注を受ける場合

インターネットを活用することとリアルな紹介を頂く場合が中心となるでしょう。

いずれにしても、自己紹介文をまとめたり、料金を決めたり、直接的な活動以外もたくさんあります。むしろ、直接的な活動以外で明暗が分かれることもあるくらいです。

本業は組織で目標達成するものなので、自分の担当・役割をしっかり遂行することが求められますが、副業は全部を一人でやることになります。
そのことを考えたときに、ワクワクしてやってみたいのならばうまくいくと思います。
少しでも不安なことがあったり、面倒くさいと思うのであれば、慎重になった方が良いです。

実は、私も「副業」をしていました。そしてその経験が、現在の仕事に繋がっています。
会社員時代、ある方から若者向けのキャリアカウンセリングを担当してみないか、と声をかけて頂いたのです。上司に相談し、許可をもらいました。偶数週の午後だけなので、月に8名ほど。

でも、年間で100名ほどを担当させてもらいました。
生まれて初めて、個人名で「業務委託契約書」に署名捺印したのは、ちょっとドキドキでした。

副業をする目的はさまざまで良いと思います。
やってみれば、多くのことを経験として得ることができます。
その先に、どう展開させていくのかも、その後で考えればいいこと。
ぜひ、チャレンジすることをお勧めします。